専門学校の種類について

専門学校として分類されるものの中にも実はいくつかの分類があります。

現在日本国内にある専門学校で学ぶことができる職能としては、工業・農業・医療・衛生・教育・商業実務・服飾・文化という8分野が設定されています。

それぞれの分野の中にも細かく分類があるのですが、基本的にはこの中のどういった方面に進むかによって学校を選んでいくことになります。

それらの専門分野での課程の半数以上は2年制課程となっていますが、複数の分野を並行して学習したいという場合や、逆にピンポイントで特定の技能のみを習得したいという場合には課程の期間が伸びたり短くなったりします。

基本的に専門学校では大学や短大のように全国一斉で試験を開催されるということはあまりなく、希望をした人から申し込みがあった時点で入学条件を満たしているかということが入学のための選抜になってきたりします。

ただ医療系など課程が厳密に定められている分野については特定の学歴を必要としていたり入学のための申請時期が決められていたりするのでその点は注意をしておきたいところです。

一般入学、推薦入学、AO入学の三種類があります

専門学校の場合には入学定員を満たしておらず、かつ必要な学歴などが備わっていれば特別な入学試験を受けなくても入学することができます。

ただし特定の分野においては卒業時に取得ができる資格のために入学前に特定の学歴や経験がなければいけないこととしている場合もあります。

専門学校への入学試験の方法としては、「書類選考」「学科試験」「面接試験」の3つがあり、これらのうちのいずれかもしくはいくつかを組み合わせる形で選抜を行います。

ただ現在高校生であり卒業見込みの時期に合わせて専門学校を選ぶという場合には短大や大学への入試同様に試験を行いそれで入学を許可するかどうかを判断したりします。

一般入学においては上記したように書類選考や学科試験など所定の方法により入学できるかを判定します。

推薦入学では高校在学中の成績や面接などを行うことで合格を許可することとなっており、主に教育系(保育士や幼稚園教諭のための専門学校)や建築・美術のような特定の技能がある程度備わっていることが求められる職種の学校では多く判定に使用されます。

高校を卒業してすぐに専門学校に入りたいという場合には、大学受験とほとんど同じくらいの時期で募集をしているので夏頃から情報収集をしておくことがすすめられます。

社会人から専門学校に入学することもできます

高校卒業時だけでなく、社会人向けにも窓口を大きく開いているのも専門学校の特徴です。

専門学校の多くでは社会人枠など高校卒業してすぐだけでなく、広く入学者のための門戸を開いています。

特に近年では医療系や福祉系の仕事で転職を希望している人も多いことから、技能系の専門学校での社会人枠は広くとられる傾向も見られています。

専門学校の場合、実際に通学をするスクーリングの他に通信制や短期講座によって受講をすることができるようにもなっているためそうした講座の申し込みもできます。

基本的に社会人向けの講座は入学試験の条件がゆるいことも多く、高校卒業程度の学歴があれば試験はほぼなくすぐに入学できるということがほとんどです。