機械・電気関連の専門学校では、私達の社会にとってなくてはならないインフラ整備のための工事技術を学んでいくことができます。
今最も必要とされている工事技術の一つが電話会社やインターネットプロバイダが提供する電気通信回線ですが、全国にあるネットワーク施設での工事や維持にかかわらる仕事は今後も長く必要とされていくことが予想されます。
そのため、電気通信回線や配線を担当できる専門技術者の存在は今後も大きなものとなっていくことでしょう。
機械・電気系の資格
機械・電気系の専門資格としては、電気工事施工管理技士や建設機械施工技士、電子技術者、電気通信主任技術者、工事担当者といったものが挙げられます。
いずれも素人から見るとどこに違いがあるのかわかりづらい技術ですが、高度に技術化された現代の設備の中でもより特殊な知識がなければ取り扱いが難しい分野でその力を発揮するものとなっています。
電気工事施工管理技士とは、発電設備や送電設備といった家庭や工場などで使用する電気のための設備をと整備する仕事となります。
電気設備は大変危険な場所でもあるので、専門的な知識を修得することにより事故なく安全に電気供給ができるように工事を行っていきます。
電気工事施工管理技士には1級と2級があり、いずれも定められる期間の実習をへてから国家試験を受けることになります。
このうち2級は養成学科を卒業すれば勤務経験はなくても取得可能なので、まずは2級を得ておいてから実際に就職をして1級を目指していくという方法がとれます。
建設機械施工技士
次の建設機械施工技士は、建設工事を行うための機器を扱うための資格です。
現代では建築技術がかなり高いレベルにまで発展してきているので、当然それを行うための機器を使用するためにも専門的な高い技術力が必要になってきます。
建設の現場では他の工事では用いないような特殊で巨大な機器を使用することになるので、それらの操作方法や組み合わせ工法について研修を交えて学んでいきます。
建設機械施工技士も1級と2級があり、2級は専門学校で所定の課程をこなすことにより取得が可能となり1級取得のための受験取得もかなり軽くなります。
電子技術者と電気通信主任技術者
電子技術者とは、私達が身の回りで使用しているIT機器での技術開発・管理を行うための仕事です。
電子マネーや電子証券といったものもこの電子技術者たちの努力によって生み出された技術です。
近年ではネットワークのセキュリティ管理や、家電製品での通信機器についての技術に需要が高まってきています。
電気通信主任技術者と工事担当者は、最初に述べたようなインターネットなどの通信ネットワークを行う施設を構築・管理するための仕事となります。
電子通信事業は機械的な知識の他、通信される内容についての取り扱い義務をかせられる重要な業務となっています。
専門学校では通信技術とともに、事業者として守らなくてはならない法律などの義務を同時に学んでいくことになっています。