正しいと思ってた敬語、実は間違っていることもある
正しい敬語を使えない人が多くなっているといいますが、上司としてのあなた、もしかするとあなたが使っている敬語も間違っている可能性があります。
学生の場合、ビジネスでは必須となる敬語もなじみがないので使いにくいと思います。
でも面接では必須となりますので、しっかり知識を持って対応する事が望まれます。
敬語の間違い・・・多いのは了解しました
尊敬語は主に相手の動作を表現するときに相手を上に見て使う言葉、謙譲語は主に自分の動作を表現するとき自分の太刀を下げて利用する言葉、丁寧語は丁寧にいうことで相手に敬意を払う言葉です。
丁寧語の会倍、です、ます、のように丁寧に言えばいいという言葉柄はなく、相手の地位、立場と自分の立場を考えて使います。
丁寧でも目上の方に利用してはいけない言葉もあるので注意が必要です。
よく聞くのが了解しましたという言葉です。
御苦労さまでしたという言葉も聞きますが、了解しました、ご苦労さまでしたという言葉は目下の方、同等の立場の方に言う場合に利用するもので、通常、承知いたしました、お疲れ様ですというのが正しい表現です。
大変参考になりました、という参考という言葉も、相手の言うことを自分の足しにするということになるので、自分のために利用する事というニュアンスが強く、この場合、おかげさまで学ぶことができましたというのが正しい表現です。
面接で使ってしまいがちな拝見いたしましたはNG
面接のときに利用してしまう言葉として拝見いたしました、お越しになられるという言葉を利用する人がいますが、これは間違いです。
古典の文法で敬語を二重三重に並べて尊敬表現をする最高敬語がありますが、現代日本語の場合、敬語を二つ並べて利用する二重敬語は好ましくないといわれています。
拝見いたしましたは、見るという言葉の謙譲語、拝見する地王言葉とするという謙譲語の致すを並べているので敬語を二重に使っている二重敬語です。
この時には、拝見しましたというのが正しい使い方です。
お越しになられるも来るの尊敬語のお越しになるという言葉と、するの尊敬語の○○される、られるという言葉を並べているので、お越しになる、お見えになるという使い方をすることが正しい表現方法です。
また、させていただくという言葉も面接で利用していけないNG言葉です。
連絡させていただきますという表現はつい使ってしまうのですが、○○させていただくという表現は自分の行為に許可を求める必要がある、そしてその行為を行うことで自分が恩恵を受けるという意味になります。
させていただくという言葉は○○させていただいてもよろしいでしょうか?などと利用するといいでしょう。