種類

専門学校ってどんなところ?

少子化が進み、本当に子供の数が少なくなったと感じます。
高等教育については、この先さらに子供が少なくなっていくことを受けて、大きな転換期を考えておくべきとされています。
専門的分野をより濃くした学校、そうした学校を多くすることで、徹底的に専門分野について強い人材を作る事が出来る、こうした教育方針を持つ学校も多くなっています。

専門学校は今、非常に注目が集まっています。
知名度の高い大学に入っても、結局就職先が見つからないとか、思ったような就職先に入れないなど、高学歴はいいところに就職できるという神話も崩れ始めているといわれています。
教育関係者は、2018年問題、大学進学者数が68万人から45万人となるこの年代に、どのように教育を変革させていけばいいのか、危機感を募らせているのです。

偏差値が高くない学校はパソコン教育に力を入れ始めた

学生を得るのが必至となっている学校、特に偏差値が低い学校は、生徒を出来るだけ多く集めるという事で、簿記、パソコン教育などの実務教育に力を入れています。
このことで就職率が格段に向上し、志望者数が多くなったという成功例もあります。

ただその他の学校については、改革が遅れてしまい結果、学生が少なくて経営出来ない状況に陥っています。
就職難民が出ているというのも、実はこの階層の大学です。
就職できない場合、大学を卒業してももう一度専門学校に入学し専門的教育汚受けるという事も多く、専門学校は注目の的なのです。

専門士という存在

専門学校に入学すると短期間で自分の適性がわかります。
2年という専門学校が多いので、もし合わないという事なら別の道を選択できます。
4年間大学に行ってまた別の学校に行くという事よりもずっとリスクが少ないのです。

親世代から見ると専門学校は大学受験に失敗した子が行く場所、いけない子が行く場所というイメージがありますが、現代は全く違います。
一定の要件をも満たしている専門学校は卒業と同時に専門士という称号が与えられ、短大卒同様の扱いを受けるのです。
4年生大学にも3年から編入でき、就職に関しても大学同様、それ以上に評価が高い事もあるのです。

こうしたことを考えると、専門性豊かな知識を身に着ける事の出来る専門学校が注目されるのもあたりまえのことで、これから先、少子化がますます進む中、さらに専門学校が注目されていくのも当然なのです。

文部科学省によると4年制大学の就職率は67%くらい、でも専門学校は80%近くあります。
この数字を見ると、やはり専門性を学ぶ学校に行ける方が、子供たちも将来安泰という事がいえるのではないでしょうか。
もちろん、より高みを目指して高い教育を受けたいという場合、大学を選ぶという事も選択肢となる事は当然ですが、専門学校に行くという選択肢はこれから多くなっていく事でしょう。