探偵学校ってどんなことを学ぶの?
国内で唯一、長期探偵教育を行う期間があります。
T.I.U探偵養成学校という所です。
ここがどうして国内唯一となるのかというと、探偵の学校の平均的学習時間が長いという面があるからです。
通常、探偵学校というのは、40日程度、42単位を取得するというモノなのですが、この学校は1年間に542単位を取得するという膨大なカリキュラムを有する学校なのです。
この探偵学校がなぜこのような長期教育を行っているのか、その授業などを調べてみました。
長期指導がある探偵学校
探偵学校は学校法人ではありません。
このT.I.U探偵養成学校も学校法人ではないという背景があります。
探偵学校はその後、卒業すると各社探偵社内部に就職するという傾向があり、他社への就職は基本的に厳しいといわれてきたのです。
そのため、他の就職についても探偵学校卒業というと、あまり学校卒業という肩書を持っていると認めてくれない所も多かったのです。
実際、探偵学校を持たずに経営する探偵社を見ると、尾行もできない、出来ても徒歩以外出来ない、登記簿が読めないなど、全く知識も技術も持っていない人が多いです。
特に教育期間が3ヵ月程度というような探偵学校の場合、就職したくても就職できるほどの実力を持っていないとみなされます。
探偵学校直属、運営を行っている探偵社に就職するという場合は別として、卒業生を必ず就職させるという探偵学校は少ないのです。
こうした状態を踏まえて、この学校ではその他の探偵社にも就職できる実力を持った探偵を養成するために膨大なカリキュラムが必要と考えているのです。
実際の調査をモデルにした学習ができる
この学校では実際の調査をモデルにして、模擬実習、演習をとにかくたくさん行っています。
模擬演習ができるようにしっかりと基礎を積み上げて探偵の仕事が実際に出来るようにしているのです。
基礎の上に応用を重ねその上で実習を行う事で、的確な判断力やいざという時にどうしたらいいのかという脳威力を身に着けます。
確実にスキルを向上させていくために、学習形式、カリキュラムも工夫されておりより実践に近い状態で授業を行っていくという特徴をもっているのです。
特殊機器の利用、技能を獲得できる
探偵という仕事は特殊機器である、超小型特殊カメラや通信機器を利用し調査を行う事がありますし、探偵独自のグッズを利用します。
その仕組みや構成などを学校で学ぶことができるので、特殊機器の技能をこの学校で養う事が出来ます。
こうした技術を学ぶことができるというのも、探偵学校の特徴ですし、製作、その仕組みまでもしっかり勉強するためにはある程度の時間と期間がかかるため、T.I.Uのような学校がこれから求められるようになるのです。