学科によって異なる就業年数

四年制大学や短期大学の場合には、特に調べる必要もなく入学から卒業までの期間は定められています。

留年を繰り返した場合などには最高在籍期間も決まっていますが、ほとんどの学生は4年ないしは2年で学校を出てそこから就職先を探していくことになります。

ところが専門学校の場合は、一律に何年で卒業できるかということがはっきり決まっているわけではなく、そのカリキュラムに応じてそれぞれ必要な期間が定められます。

一般的に高校卒業をしてすぐに進学をした場合には、大学や短大のようにフルタイムで学生生活を送り2~3年くらいで卒業をしていくことになります。

最短1年で卒業できる学校もあります

専門学校においては就業年数は最低で1年となっています。

実際には1年で卒業までできる学校や学科はそれほど多いわけではないのですが、それだけ学習をする分野を絞り込むことで必要な技術や資格を得ることができるようになっています。

一方でどんなに本人が頑張って単位を取得していっても、絶対に3年は在籍をしなければいけないとされる看護学科などもあります。

専門学校のメリットは、大学などのようにあらかじめその学部学科の学生が取得できる単位が決められているわけではなく自分で受けたい授業やスキルに絞って受講ができるということです。

なのでデザイン系や広告、ビジネス系の学部においては、まず2年の学科でメインとなる技能を習得し、そこであえて卒業せずもう1年在籍して他のスキルも一緒に身につけるというような方法もとることができます。